現在ソフトバンクホークスの会長を務める王貞治氏。王氏が現役時代スゴイ野球選手だった事を知らない人はいないでしょう。 ではまずどこがスゴかったのでしょうか。それはやはり王氏の代名詞とも言われるホームランです。
なんと本塁打王のタイトルに15回も輝いてます。当然これは日本一位の記録であり、二位の野村克也氏でも9回と考えると凄まじい記録。 また通算本塁打数も群を抜いており、868本も放っています。この成績は日本どころか、メジャーリーグの記録でも敵わない世界記録で、王氏が『世界の王』と呼ばれる所以です。 むろん本塁打以外の打撃成績もスゴくて、打点王も13回(ちなみに通算打点も日本記録)、首位打者も5回獲得し、打撃三部門を独占する三冠王にも2回輝いています。
通常ホームランをたくさん打つ野球選手は、打率が低い事が多いのに、王氏が高い打率を残しているのも稀有な所です。 さらに通算四球・通算出塁率・通算塁打・通算得点などの日本記録も保持しており、まさに前人未到の大記録と言えます。 このように王貞治氏は、とにかくスゴイ選手であり、その大記録は今後も野球史に燦然と輝いていくことでしょう。
日本のプロ野球の歴史でホームラン王と言えば、まず王貞治氏を誰もが思い浮かべるでしょう。 生涯通算本塁打数868本は、国内外のホームラン記録としては、いまだに破られていいません。
王氏が現役時代のころは、「王選手のホームランを観るために球場に足を運んだ」と口にする人がほとんどでした。 現役生活も他の選手に比べて比較的長く、40歳代までプレーしていたことを考えると、やはり非常に頑強な体をしていたことが窺えます。 現役引退後は、所属球団のコーチ・監督を歴任しましたが、優勝には手が届きませんでした。
その後はコメンテーター等を経て、他球団の監督となりました。 しかしその球団があまりにも弱小で勝てない試合が続く中、王氏に対してファンから心無い罵声が飛ばされました。 最終的にはチームは最下位でしたが、元来の粘り強い性格と野球に対する真剣な取り組み姿勢から、最後までチームが上位に食い込むよう、全身全霊で監督を続けました。